禁煙セラピー

タイトル通り、禁煙の本だ。僕もこの本を読んでタバコをやめたのだが、「どうしてやめたの?」と聞かれることが多いのでこの本を紹介することにした。

あなたはどうしてタバコを吸っているか考えたことがあるだろうか。

おいしいから?

リラックスできるから?

手元・口元が淋しいから?

ホントにそれは正しいだろうか。

これらの理由はすべて喫煙者の幻想なのだ。ゆっくりとていねいに「タバコを吸う必要がない」ことを理解させてくれる本だ。

 

著者は冒頭で自分のことをこのように説明している。

私は三三年もの間、どうしようもないへビースモーカーだったのです。タバコをやめる直前は、多い日で一〇〇本、少ない日でも六〇本は吸っていました。

禁煙は何度も試みました。いいときで六か月禁煙したこともあります。しかしそのときもイライラするばかりで、タバコを吸っている人の近くに寄っていっては煙を吸い込もうとしたり、列車に乗ってもわざわざ喫煙席に座る始末でした。

 

このような状態から著者は催眠療法でタバコをやめ、今では禁煙コンサルタントとして何千という人々の禁煙を支えるまでになっている。本気で禁煙を考えていて今までに何度も禁煙に失敗している人におススメできる。今までやめたいと思いながらもなかなかやめられなかった人でもこの本の内容をよく理解すれば、もしくは著者の指示に従えば必ずタバコをやめられるのだ!

 

禁煙したくても失敗してしまう人はこう思うだろう。

「禁煙は難しい!」

どうして「禁煙は難しい」と感じるのだろうか。禁煙はそこを理解することが大切なのだが、この本では「簡単にやめられる」と著者はいう。

私の「簡単メソッド」はこうです。まず、やめたい理由をすべて忘れてください。そしてタバコの問題に面と向かい合い、次の問いを自分に投げかけます。

●何のためになるのか?

●本当に楽しんでいるか?

●大金を払ってこんなものを口にくわえでむせ返る必要があるのか?

タバコは何の役にもたたない。これは素晴らしい事実です。タバコには利点より欠点の方が多いと言っているのではありません。タバコには利点など一つもないということなど、吸っている人でもわかっていますよね。ただ一つ利点があるとすれば、それはつきあい上の助けになるということでしょうか。しかし最近では喫煙者の間でさえ、タバコは非社会的と見なされるようになってきました。

 

喫煙者は何かにつけてタバコを吸うことを正当化するが、それはすべて虚構であり幻想なのだ。その幻想をこの本が打ち破ってくれる。そしてその幻想を打ち破ったとき、もうタバコを吸いたいと思わなくなるだろう。

 

禁煙どうこうよりも、普通に本としておもしろい。超ヘビースモーカーだった人がいまでは禁煙コンサルタントになって「私の話を理解できれば禁煙できるよ」と言っているのだ。「は?」となりそうなものだがそれをグッとこらえて読んでみてほしい。禁煙を考えていない人でも考え方を変えてくれるかもしれないし、視野が広がるかもしれない。自分と反対の立場の気持ちを考えることはいろんなことをするうえで大切なことだと僕は思う。

 

 

ちなみに僕はこの本をどこで知ったかというと、「サクッと起業してサクッと売却する」という本(一番下に載っけてる)でも紹介されていたからだ。この本もなかなかぶっ飛んでいるから興味があればぜひ。

 

 

 

禁煙セラピー

禁煙セラピー

 

 

サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方

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