2023-01-01から1年間の記事一覧

シリコンバレー式超ライフハック

著者:デイブ・アプスリー訳:栗原百代出版社:ダイヤモンド社 この本を読んで行動に移そうと思ったこと 第14章 感謝 寝る前にその日感謝できることを3つ思い浮かべる 良い方のストーリーを自分で選ぶ 人にいやなことをされたとき、「きっと相手にはそれなり…

ウは宇宙ヤバイのウ!〔新版〕

著者:宮澤伊織 出版社:ハヤカワ文庫非数値ヌル香の皮肉っぷりや、そしてそれを受け流したりつっこんだりする久遠空々梨のやりとりが面白い。 たくさんのSF作品やそれ以外の作品のパロディ・オマージュがふんだんに使われているが、元ネタを知らなくても十…

僕たちはなぜ暇だと感じるのか、退屈とどう関わってきたのか『暇と退屈の倫理学』

某ウイルスの影響による外出自粛ムードが薄れてきてから実感としてだいぶ経つが、自粛期間中は「暇だ」「退屈している」と感じることが多かったのではないだろうか。 その影響もあるのか、「2022年 東大・京大で1番読まれた本」と目立つように帯に書かれて…

『プログラマー脳』認知科学でプログラミングはもっと楽しくなる!

すべてのプログラマーに読んでもらいたい本だ。 経験の浅いプログラマー、ベテランプログラマー、そしてもっと言うとプログラマーでなくても得られるものが多い本であると思う。 「認知科学に基づく」と聞くと難しい内容が書かれていると思ってしまうが、そ…

【AWS勉強】AWS Lambda実践ガイド第2版

購入した経緯 業務でLambdaを使った開発作業に携わることが多く、API GatewayやSQS・DynamoDBと連携して動作するシステムの構築をした際もモヤモヤしたままの状態だったので、1からしっかり勉強しようと購入。 手を動かしたこと 1〜3章まではLambdaで開発す…

『世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由』失敗から学ぶ厳選された倒産ストーリー!?

今日のビジネス本は「いかにして成功できたか」というような成功体験からなるものがほとんどであるが、この本はその逆をゆく失敗を集めたものである。 企業において最悪の失敗である「倒産」だが、著者である荒木氏は企業の成功事例よりも失敗事例から学ぶこ…

『ハウ・トゥー:バカバカしくて役に立たない暮らしの科学』

本を選ぶときには「この本はどんな知識を得られるだろうか」とか、「この知識は身につけておいた方が良さそうだな」と、だいたいそんなことを考えると思う。だから自分の役に立ちそうな本を普通は探す。だけど、今回紹介する本は残念ながら誰の役にも立ちそ…

『アート思考』ビジネスと芸術で人々の幸福を高める方法

近ごろビジネスマンの間でアートに対する興味が生まれているらしい。 最前線で働くビジネスマンはアートとビジネスに共通する部分を見出しているようだ。そこで、アートとビジネスに共通するものはあるのか、ビジネスにアートをどのように応用できるのか、と…

『ドナルド・トランプ 世界最強のダークサイドスキル』常軌を逸したアメリカ大統領の「現代マキャベリズム思考法」

「憎まれっ子世にはばかる」ということわざがあるが、まさにこのことわざを体現している代表的な人物と言えるのがアメリカ大統領ドナルド・トランプ。どうしてあのような男に大国アメリカの大統領が務まるのかと思っている人は僕も含めたくさんいるだろう。 …

『LOONSHOTS ルーンショット クレイジーを最高のイノベーションにする』

「クレイジー」という言葉は普段あまりいい意味で使われることは少ない。それなのにその「クレイジー」を「最高のイノベーションにする」というのだから、タイトルからかなり惹きつけられる本である。 クレイジーで誰からも相手にされないけれど世の中を変え…

あなたが○○で死ぬ確率はどれくらい!?『もうダメかも――死ぬ確率の統計学』

一度「面白そう!」と思った本はためらうことなく買うことにしている。 しかしばかり今回この本は買おうかどうか少し迷ってしまった。 税込3960円……高い。 それだけ素晴らしい情報が詰まっているのだろうと思い切って購入。 ……期待は裏切られなかった。 500…

『スバル ヒコーキ野郎が作ったクルマ』自動車メーカースバルの歴史をつくった偉大な人物たち

タイトルを見て自動車メーカーのスバルの本であることはわかるが、「ん、ヒコーキ野郎?なんのこと?」となる人もいるのではないだろうか。 もちろん僕もその一人だったのだが、スバルはもともと中島飛行機という航空機メーカーだったのだ。この本はそんな航…

『わかりやすさの罪』わかりやすいものが求められる時代に感じる違和感の正体

人に何かを伝えるときに考えることといえば、「相手にわかりやすいように」だとか「簡潔に」といったことであると思う。僕はついつい前置きをダラダラと話してしまって話のオチを見失ってしまうことがよくあるが、話の面白い人というのはオチまで寄り道せず…

『禍いの科学』正義が愚行に変わるとき

それってホントに正義なのか!? 本書を読んだ2020年を振り返ると、そんなことを考える機会が増えた1年だったことを思い出す。 日本では1回目の緊急事態宣言が発表されて人々が家の中で過ごす時間が増えたとき、「自粛警察」というものが流行語になるほど話…

日本のスポーツよ、立ち上がれ!『スポーツ立国論: 日本人だけが知らない「経済、人材、健康」すべてを強くする戦略』

2020年5月20日、全国の高校球児の夢である夏の甲子園大会が中止となった。 当事者である球児たちはもとより、毎年楽しみにしているファンや野球とともに高校3年間の青春を過ごした元球児たちのショックは大きなものであっただろう。 2020年に開催予定だった…

『語学の天才まで1億光年』自動翻訳時代の語学の意味を問う

この本の印象 タイトルだけを見ると少し難しい内容に思えるかもしれないがそんなことはない。 著者の高野氏が世界のさまざまな辺境での語学体験エピソードを描いているのだが、そこで実際に現地で体験したエピソードがぶっ飛んでいて、とにかく面白い。読め…